ナツハゼの実で美味しいジャムを作ってみた

ナツハゼの実 田舎暮らしのあれこれ

秋になって少しずつ日が短くなり、涼しくなってきました。

我が家の庭では既に紅葉が始まり、毎日ウキウキしながら過ごしています。

今回はそんな秋にピッタリな食べ物を作ってみようと思います。

ナツハゼについて

我が家の庭には一本のナツハゼの木があります。

高さ2.5mくらいの中低木です。↓↓↓

表からはあまり実があるように見えませんが、裏に回ると・・・

沢山の6~8㎜位の大きさの黒い実がなっています。

一見小さなブドウやブルーベリーのようです。

ナツハゼを色々と調べていくと、ナツハゼはブルーベリーと同じツツジ科スノキ属のようで、

和製ブルーベリー国産野生種ブルーベリーとも呼ばれるようです。

こちらの黒い実は栄養価も高く「山の黒真珠」とも呼ばれているとのこと。

少し実を採って食べてみると・・・酸っぱい!!

ブルーベリーほど甘くはありませんでした。

ジャムにすれば食べられるかもしれないと思い、さっそく収穫する事にします。

黒い実を収穫する

黒い実は潰すとワインレッドの汁が出ます。

色の色素は、ブルーベリーよりも濃いと言われ、布を染める染料としても利用されてるようです。

手が汚れないようにゴム手袋をして収穫していきます。

実は沢山生っているのですが、実が小さいので採るのは中々大変でした。

ザルに半分位の量が採れました。

キラキラ輝いていてとても綺麗です。

「山の黒真珠」と言われるのが分かる気がします。

ナツハゼのジャムを作る

まず、綺麗に汚れを落としていきます。

あまり強くゴシゴシしてしまうと潰れてしまうので、やさしく洗い、

キッチンペーパーで優しく水分を拭き取ります。

今回収穫したナツハゼの実の重量は612gでした。

ブルーベリーでジャムを作る場合の砂糖の分量は果実の50%位らしいのですが、

こちらのナツハゼの実はブルーベリーよりもずっと酸味が強いので、

少し多めの約400g入れる事にしました。

今回の砂糖はサトウキビの三温糖を使用します。

それでは火にかけていきます。

始めは少し強火の中火でぐつぐつ煮込んでいきます。

水分が出てきたら、中火で煮込みます。

少しアクが出てくるので取り除きます。

10分以上丁寧にかき混ぜながら煮込んでいると、

色が濃くなりトロトロな感じになってきました。

完成です!

市販のジャムの空き瓶を取っておいたのでそちらに詰め替えます。

保管用のガラスの空瓶を煮沸消毒しておきます。

ガラス瓶にジャムを移し替えた後に、再度沸騰しない程度(90度位)の熱湯に入れて、

煮沸消毒します。

瓶の蓋は少し緩めて中の空気を押し出せるようにします。

これで完成です!!

瓶に入りきらないジャムはガラス容器に移して早めに頂く事にします。

食べた感想

ジャムは粗熱を取ってから冷蔵庫に一晩寝かせて、翌日の朝食に食べました。

それでは食パンに塗って実際に食べてみます。

粒々が残っていて少しグロテスクですが、味の方はどうでしょうか・・・・

甘酸っぱくてとても美味しい!!

前日に煮込んでいる時は少し野性的な草っぽい香りがしていて大丈夫かなぁ?

せっかく作っているけど不味かったらどうしようかなぁ・・・

と心配していましたが、冷蔵庫で一晩寝かせておくと、変な匂いも無く、

粒の細かい、少し酸っぱいブルーベリージャムのような味でとても美味しく出来ました。

炭酸飲料に混ぜてみたり、ヨーグルトに混ぜてみたりと、使い道が色々ありそうです。

来年からは毎年恒例のジャム作りになるかと思うととても楽しみです。

ちなみにナツハゼ果実に含まれる特徴的な成分は、

ブルーベリーと同じアントシアニンやクロロゲン酸などのポリフェノール、クエン酸などですが、

ブルーベリーよりも含有量が多く、健康機能が期待されるとの事です。

ナツハゼの木は中々見かける事の無い樹木かも知れませんが、もし近くに有りましたら、

ジャム作りに挑戦してみてください。

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