睡眠用イヤホン「Anker Soundcore Sleep A30」を1か月使ってみたレビュー

田舎暮らしのあれこれ

年齢を重ねるにつれて、以前より眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりするようになったと感じる方も多いのではないでしょうか。

私もその一人で、少しでも質の良い睡眠を得ようと、枕を買い替えたり、疲労回復効果が期待できるパジャマを試したりと、さまざまな方法を試してきました。しかし、残念ながら「これだ!」と思えるほどの効果は感じられませんでした。

そんなある日、何気なくインターネットを見ていると、「睡眠用のワイヤレスイヤホンが快適」という口コミを目にしました。

「イヤホンをつけたまま寝るなんて本当に大丈夫なの?」と半信半疑でしたが、興味が湧き、さまざまな製品を比較した結果、モバイルバッテリーなどでおなじみのAnkerから発売されている睡眠用イヤホン「Soundcore Sleep A30」を購入することにしました。

今回は、このAnker Soundcore Sleep A30を1か月以上実際に使用してみて感じたことや、使い心地、良かった点・気になった点などを詳しくレビューしていきたいと思います。

実際の商品

実際に購入した商品がこちらです。

箱のデザインはシンプルで、高級感のあるパッケージになっています。Ankerらしい洗練された印象で、開封前から期待が高まります。

そして蓋を開けると、内側にはイヤホンの正しい装着方法がイラスト付きで分かりやすく説明されていました。

睡眠用イヤホンは一般的なワイヤレスイヤホンとは装着方法が少し異なるため、このような説明が最初に書かれているのは親切だと感じました。

本体がこちらです。

ケースは丸みを帯びたコンパクトなデザインで、手のひらにすっぽり収まるサイズ感です。

全体的にやわらかい印象で、コロンとした見た目がとても可愛らしく、高級感もあります。睡眠用イヤホンらしい落ち着いたデザインなので、寝室に置いていても違和感がありません。

ケースからイヤホンを取り出しやすく、開閉もスムーズで使い勝手は良好です。

箱の中には、さまざまなサイズのイヤーウィングとイヤーチップが付属しています。

最初から装着されていたのはMサイズでしたが、私には少し大きく感じたため、Sサイズに交換しました。サイズを自分の耳に合わせることで、フィット感がかなり良くなりました。

また、イヤーチップはシリコンタイプフォームタイプの2種類が用意されています。

シリコンタイプは装着感が軽く、耳への圧迫感が少ないのが特徴。一方、フォームタイプは耳の形に合わせてフィットしやすく、より高い遮音性が期待できます。

私は寝返りを打った際の違和感が少なく、自然な装着感を重視したかったため、現在はシリコンタイプを使用しています。耳の形や好みに合わせて選べるのは嬉しいポイントだと感じました。

購入時のホームページをチェック

それでは、まずはAnker Soundcore Sleep A30がどのような商品なのか、購入時の公式ホームページに掲載されていた画像を見ながらご紹介していきます。

商品の特徴や機能が分かりやすくまとめられているので、購入を検討している方の参考になると思います。

なお、私が今回購入したカラーはオフホワイトです。

落ち着いたやさしい色合いで、清潔感のあるデザインが気に入っています。主張しすぎないカラーなので、毎日使っていても飽きがこない印象です。

まず一番の特徴は、睡眠に特化したノイズキャンセリング機能を搭載している点です。

ホームページによると、睡眠中に気になりやすい低周波のノイズを効果的に抑え、さらに遮音性の高いイヤーチップとの組み合わせによって、より静かな睡眠環境を実現できるとのことです。

また、イヤホン本体は睡眠時の使用を前提に設計されており、とてもコンパクトなサイズになっています。横向きで寝たり寝返りを打ったりしても耳への圧迫感が少なく、快適に眠れるよう工夫されているそうです。

実際に1か月以上使用してみましたが、私の場合は横向きで寝ても耳が痛くなることはほとんどありませんでした。一般的なワイヤレスイヤホンでは寝転ぶと耳が痛くなってしまうことがありますが、このSleep A30は睡眠用として設計されているだけあり、装着していることを忘れるほど自然な着け心地でした。

耳の形には個人差がありますが、少なくとも私にとっては、長時間装着していても違和感が少なく、快適に使用できています。

もう一つ面白い機能が、いびきマスキング機能です。

公式ホームページによると、イヤホンを収納する充電ケースが周囲のいびきを検知し、その音量や高さに合わせて最適なマスキング音を自動で再生してくれるそうです。

実際に私もこの機能を使用していますが、寝ている間のことなので「途中でマスキング音が変わった」ということは、残念ながら確認できませんでした(笑)。

ただ、睡眠中に周囲の音で目が覚めることは以前より少なくなったように感じるので、しっかり機能しているのかもしれません。

続いてバッテリー性能ですが、公式スペックではノイズキャンセリングをOFFにした場合は最大約14時間ONにした場合は最大約8.5時間の連続再生が可能となっています。

私は毎晩ノイズキャンセリングをONにした状態で、8〜9時間ほど連続して使用しています。

朝起きた時点でもバッテリー残量は10〜20%ほど残っていることが多く、一晩使用してバッテリー切れになったことは今のところありません。

睡眠用イヤホンとしては十分すぎるほどのバッテリー性能で、この点は非常に満足しています。

さすがモバイルバッテリーなどで定評のあるAnkerだけあって、バッテリー性能は安心して使えるレベルだと感じました。

以上、公式ホームページに掲載されている主な機能をご紹介しました。

今回ご紹介した以外にも、睡眠モニタリング機能や入眠をサポートするサウンド、アラーム機能など、睡眠を快適にするためのさまざまな機能が搭載されています。

さらに詳しい機能や最新の仕様について知りたい方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

▼Anker Soundcore Sleep A30 公式ページ


優秀な専用アプリについて

私がこの商品を購入する決め手となったのは、実は専用アプリの充実度でした。

睡眠用イヤホンは数多く販売されていますが、Soundcore Sleep A30はハードウェアだけでなく、アプリの完成度も高いという口コミが多く、とても気になっていました。

特に魅力を感じたのは、快眠をサポートする豊富な音楽や環境音がアプリ内に数多く用意されていることです。

雨音や波の音、森林の音などの自然音をはじめ、リラックスできるヒーリングミュージックなどが充実しており、その日の気分に合わせて自由に選ぶことができます。

それでは、実際にアプリを起動してみます。

イヤホンとスマートフォンをBluetoothで接続すると、以下のようなホーム画面が表示されます。

「Sleep A30」をタップすると、専用アプリのメイン画面が表示されます。

画面はシンプルで見やすく、デザインも洗練されていて、とてもおしゃれな印象です。

この画面では、左右のイヤホンと充電ケース、それぞれのバッテリー残量を一目で確認できるほか、現在の接続モードがBluetoothモードなのかローカルモードなのかも確認できます。

ちなみに、ローカルモードとは、スマートフォンと接続していなくてもイヤホン単体で使用できる機能です。

あらかじめ「いびきマスキング」用のサウンドをイヤホン本体に保存しておくことで、スマートフォンが近くになくても、その音を再生しながら眠ることができます。

毎晩スマートフォンを枕元に置きたくない方や、バッテリー消費を抑えたい方にとっては、とても便利な機能だと感じました。

さらに画面を下へスクロールしていくと、背景が白から黒を基調としたデザインに切り替わります。

画面のデザインもスタイリッシュで、睡眠をイメージした落ち着いた雰囲気になっており、とても見やすい印象です。

まず表示される**「使用上のヒント」**では、イヤホンの正しい装着方法や便利な使い方、各機能の説明などを確認できます。初めて使う方でも分かりやすく解説されているので、一度目を通しておくと安心です。

その下には、「オーディオライブラリ」「睡眠レポート」、**「ノイズキャンセリング」**の設定項目が並んでいます。

「オーディオライブラリ」では、快眠をサポートする自然音やヒーリングミュージックなどを自由に選択できます。

「睡眠レポート」では、睡眠時間や睡眠状態などを記録・確認できるため、自分の睡眠の傾向を把握するのに役立ちます。

また、「ノイズキャンセリング」はワンタップでON・OFFの切り替えが可能です。周囲の環境や好みに合わせて簡単に設定を変更できるので、とても使いやすいと感じました。

「オーディオライブラリ」と「睡眠レポート」については後ほど詳しくご紹介するとして、まずは**「いびきマスキング設定」**から見ていきたいと思います。

この機能は、Soundcore Sleep A30の大きな特徴の一つで、周囲のいびきを検知し、その音を目立ちにくくするためのマスキング音を自動で再生してくれる機能です。

この画面では、ローカルモードでイヤホン本体に保存されている音声を確認できます。

ローカルモードでは、スマートフォンとBluetooth接続していなくても使用できるよう、いびきマスキング用のサウンドを1曲だけイヤホン本体に保存しておくことが可能です。

保存したサウンドはこの画面から確認でき、必要に応じて別の音源へ変更することもできます。

スマートフォンを枕元に置かずに使用したい方や、Bluetooth接続を切った状態でも快適に眠りたい方には、とても便利な機能だと感じました。

設定画面では、マスキング機能のON・OFFを選択できます。

睡眠中は周囲の環境音が気になって目が覚めてしまうこともありますが、自分好みに設定できるため、より快適な睡眠環境を作れるよう工夫されています。

次に紹介するのが、**「睡眠状態になったら自動で切り替え」**という機能です。

この機能を使うと、イヤホンがユーザーの入眠を検知し、あらかじめ設定しておいたモードへ自動で切り替えてくれます。

私は、入眠後にローカルモードへ切り替わり、ノイズキャンセリングはOFFになるように設定しています。

というのも、私の場合は一度眠ってしまえば周囲の音で目が覚めることはあまりないため、ノイズキャンセリングを切って少しでもバッテリーを長持ちさせたいと考えているからです。

一方で、旅行先やホテルなど、周囲の物音が気になりやすい環境で眠る場合は、ノイズキャンセリングをONのまま継続する設定のほうが快適に眠れるかもしれません。

このように、自分の睡眠スタイルや使用環境に合わせて細かく設定を変更できるのも、Soundcore Sleep A30の魅力の一つだと感じました。

続いて、「通知とアラーム」の機能です。

この項目では、就寝時刻リマインダーアラームなど、睡眠をサポートする機能を設定できます。

就寝時刻リマインダーは、設定した時間になると「そろそろ寝る時間ですよ」と知らせてくれる便利な機能です。

私は就寝時間が日によって異なるため、この機能は今のところ使用していません。

一方で、アラーム機能は毎日活用しています。

アラームはイヤホンから直接耳元で鳴るため、大きな音で部屋中に響くことがありません。それでもしっかり目を覚ますことができるので、とても便利です。

家族と一緒に寝ている方や、朝早く起きても周りを起こしたくない方には、特に重宝する機能ではないでしょうか。

私自身も毎朝このアラーム機能を使っていますが、快適に目覚められるので非常に満足しています。

一番下には、タッチコントロールの設定項目があります。

この機能では、イヤホンの平らな部分をタップした際の動作を自由に設定できます。

例えば、1回・2回・3回タップなどの操作に合わせて、ノイズキャンセリングの切り替え音量の調整音楽の再生・停止など、好みの機能を割り当てることが可能です。

機能としては便利なのですが、正直なところ私はほとんど使っていません。

というのも、睡眠用イヤホンは寝る前に設定を済ませてしまえば、睡眠中にイヤホンを操作することはほとんどないからです。

とはいえ、寝る前に音量を調整したい方や、タップ操作を活用したい方には便利な機能だと思います。私は設定だけ済ませて、そのまま触ることなく使っています(笑)。

オーディオライブラリについて

それでは、私がSoundcore Sleep A30を購入する決め手となった機能でもある「オーディオライブラリ」を見ていきたいと思います。

睡眠用イヤホンは数多くありますが、このオーディオライブラリの充実度は、Soundcore Sleep A30ならではの大きな魅力だと感じています。

アプリ内には、睡眠をサポートするためのさまざまなサウンドが用意されており、その日の気分や好みに合わせて自由に選ぶことができます。

雨音や波の音、焚き火の音といった自然環境音はもちろん、リラックスできるヒーリングミュージックやホワイトノイズなども豊富に収録されています。

「今日は雨音で眠ろう」「今日は川のせせらぎを流してみよう」といったように、毎日違うサウンドを楽しめるのも魅力の一つです。

それでは実際に、どのようなサウンドが収録されているのか、アプリの画面を見ながらご紹介していきます。

まずは、**「眠りにつく物語」**というカテゴリからご紹介します。

このカテゴリには、寝る前にぴったりな物語の朗読コンテンツが収録されています。

実際に聴いてみると、声優さんがとても落ち着いた優しい口調で語りかけてくれるため、まるで読み聞かせをしてもらっているような気分になります。

声のトーンや話すスピードも心地よく、リラックスしながら自然と眠気を誘ってくれる印象でした。

ただ、私の場合は絶対に途中で寝てしまうので、物語の結末を最後まで聞ける自信はありません(笑)。

それだけ寝付きが良くなるということなのかもしれませんが、「結末が気になる!」という方は、昼間に一度聴いておいた方がいいかもしれません。

続いては、**「瞑想」**のカテゴリです。

こちらも、落ち着いた声優さんのナレーションを聴きながらリラックスできるコンテンツになっています。

内容は単なる朗読ではなく、深い眠りへ導くための呼吸法やリラックス方法をゆっくりと案内してくれます。

「ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐いてください」といったように、呼吸のペースを整えながら心と体の緊張をほぐしていく内容なので、寝る前に頭の中がいろいろ考え事でいっぱいになってしまう方にもおすすめです。

私も何度か試してみましたが、穏やかな声とゆったりしたテンポのおかげで自然と気持ちが落ち着き、リラックスした状態で眠りにつくことができました。

「眠りにつく物語」と同様に、最後まで聴き終える前に寝てしまうことが多いので、睡眠導入コンテンツとしてよくできていると感じています。

続いては、**「スリープミュージック」**です。

私が毎晩寝る前に聴いているのが、このスリープミュージックです。

心が落ち着くような穏やかなメロディーが数多く用意されており、睡眠導入にはぴったりだと感じています。

中でも私のお気に入りは、**「星空」「海」**の2つです。

「星空」は静かで幻想的な雰囲気の音楽、「海」は穏やかな波の音と心地よいBGMが組み合わさっており、どちらもリラックス効果が高く感じられます。

私は毎晩どちらかを再生しながら布団に入るのですが、不思議と「今日はなかなか寝付けないな…」と思っていても、気が付くと眠ってしまっています。

もちろん効果には個人差があると思いますが、私にとっては最も利用頻度の高いコンテンツです。

睡眠の質を少しでも改善したい方には、ぜひ一度試していただきたい音源です。

続いては、**「いびきマスキング」**のカテゴリです。

こちらは、スマートフォンと接続していないローカルモードでも再生できるサウンドで、イヤホン本体に1つだけ保存して使用できます。

私がおすすめする音源は、**「雨の小道」「白い砂浜」**です。

特にお気に入りなのが「雨の小道」です。

しとしとと降り続く雨音が自然に流れ続けるシンプルなサウンドで、耳障りに感じることがありません。雨音が周囲の生活音をやさしく包み込んでくれるため、外部の音が気になりにくくなり、落ち着いた気持ちで眠りにつくことができます。

「白い砂浜」も、穏やかな波の音が心地よく、海辺でくつろいでいるような気分になれるお気に入りの音源です。

どちらも睡眠を妨げることなく、自然にリラックスできるので、私はその日の気分に合わせて使い分けています。

まだ試していないサウンドもたくさん収録されているので、これから少しずつ聴き比べながら、自分にぴったりの音源を見つけていきたいと思っています。

豊富なサウンドが用意されているため、毎日違った音を楽しめるのも、このオーディオライブラリの魅力だと感じました。

続いては、**「ホワイトノイズ」**です。

こちらには、さまざまな日常生活の環境音が収録されています。

実際に聴いてみましたが、私の場合は正直なところ「睡眠効果が高い」とまでは感じませんでした。

とはいえ、これは好みが分かれる部分だと思います。

収録されている音源は、生活音や環境音をやさしく再現したものが多く、まるで日常の中にいるような落ち着いた雰囲気を楽しめます。

静かすぎる環境よりも、適度に生活音があるほうが安心して眠れるという方には、相性が良いかもしれません。

睡眠用としてだけでなく、読書や仕事、勉強中のBGMとして流しても心地よく使えそうな印象でした。

オーディオライブラリにはさまざまなジャンルのサウンドが用意されているので、自分に合ったお気に入りの音源を探す楽しさも、このアプリの魅力だと感じています。

最後にご紹介するのは、**「耳鳴り緩和マスキング」**です。

このカテゴリには、耳鳴りが気になる方向けのマスキング音が収録されています。

実際に聴いてみると、テレビの放送終了後に流れる砂嵐のような「サーッ」という音や、一定の周波数のノイズが中心になっていました。

こうした音で耳鳴りを目立ちにくくすることを目的としているようです。

私は普段耳鳴りに悩まされることがないため、この機能の効果を実感することはできませんでした。

そのため使用頻度は高くありませんが、耳鳴りが気になって眠れないという方にとっては、睡眠をサポートしてくれる便利な機能なのではないかと思います。

以上、オーディオライブラリに収録されている主なコンテンツを簡単にご紹介しました。

私が普段よく利用しているのは、**「スリープミュージック」「いびきマスキング」**の2つです。

どちらも睡眠との相性が良く、毎晩その日の気分に合わせて使い分けています。

収録されている音源数は決して膨大というわけではありませんが、お気に入りのサウンドが見つかれば、それだけでも十分満足できる内容だと感じました。

一方で、「もっとたくさんの音源から選びたい」「細かくこだわりたい」という方は、アプリ内の音源だけでなく、YouTubeなどで公開されているASMRや自然音を再生して楽しむという使い方も良いかもしれません。

私は実際に1か月以上使っていますが、アプリに収録されているサウンドだけで十分満足できています。

専用アプリの操作性も良く、睡眠に特化した機能が充実しているため、このアプリがあったからこそSoundcore Sleep A30を購入して良かったと思えるほど満足しています。

睡眠の質を少しでも改善したいと考えている方には、ぜひ一度試していただきたい睡眠用イヤホンです。

睡眠レポートについて

最後にご紹介するのが、**「睡眠レポート」**機能です。

この機能では、毎日の睡眠時間や睡眠スコア、睡眠中の状態などを記録し、アプリで確認することができます。

睡眠の傾向をグラフで見られるので、「最近寝不足気味だな」「睡眠時間が短くなっているな」といった変化を把握しやすいのは便利だと感じました。

ただ、実際に1か月以上使ってみた感想としては、睡眠スコアの精度については少し疑問が残りました。

例えば、「今日はぐっすり眠れた!」と思う日もあれば、「考え事をしすぎて何度も目が覚めてしまったな……」という日もあります。

ところが、どちらの日も睡眠スコアは92点で、アプリには

「赤ちゃんのようにぐっすり眠れましたね!最高の状態で一日をスタートしましょう!」

という、ほぼ同じ評価が表示されました(笑)。

もちろん、睡眠状態を100%正確に測定するのは難しいと思いますので、このスコアはあくまでも参考程度に見るのが良いのではないかと感じています。

私自身は点数よりも、「何時に寝て何時に起きたか」「睡眠時間はどれくらいだったか」といった記録を確認する目的で利用しています。

さらに画面を下へスクロールすると、**「睡眠ステージ」**という項目があります。

ここでは、その日の睡眠が浅い眠り深い眠りにどのくらい分かれていたのかをグラフで確認できます。

自分では「よく眠れた」と感じていた日でも浅い眠りが多かったり、逆にあまり眠れなかったと思っていた日に深い眠りが多かったりと、見ていてなかなか興味深いデータです。

もちろん、イヤホンだけで測定しているため、医療機器のような正確さがあるわけではないと思います。

そのため、数値をそのまま鵜呑みにするのではなく、**「今日は大体こんな睡眠だったのかな」**という参考程度に見るのがちょうど良いと感じました。

それでも、毎日の睡眠データを振り返るきっかけになるので、「最近眠りが浅い日が続いているな」といった睡眠の傾向を把握するには十分役立つ機能だと思います。

また、睡眠中のいびきの記録については、比較的信頼できるデータではないかと感じています。

私は普段から多少いびきをかいている自覚があるのですが、この機能では睡眠中のいびきの回数や時間が記録されます。

いびきの検知はイヤホン本体ではなく充電ケースのマイクで行われる仕組みになっているため、実際の睡眠環境に近い状態で認識しているのではないかと思います。

さらに、いびきを検知すると、その音量や高さに合わせてノイズキャンセリングマスキング音が自動で調整・再生される仕組みになっているようです。

そのため、自分のいびきはもちろん、一緒に寝ている人のいびきや周囲の気になる音も意識しにくくなり、より快適な睡眠環境を作ってくれるようです。

実際のところ、寝ている間なので機能が切り替わる瞬間を確認することはできませんが、このような睡眠に合わせて自動でサポートしてくれる仕組みは、とてもよく考えられていると感心しました。

「睡眠専用イヤホン」というだけあって、単に音楽を聴くだけではなく、睡眠環境そのものを改善しようとする工夫が随所に盛り込まれている点は、Soundcore Sleep A30の大きな魅力だと感じています。

最後に紹介するのが、睡眠中の寝姿勢を記録してくれる機能です。

アプリでは、睡眠中に仰向け・横向き・うつ伏せなど、どのような姿勢で眠っていたのかを確認できます。

私は普段、「ほとんど仰向けで寝ているだろう」と思い込んでいました。

ところが実際にレポートを見てみると、想像以上に寝返りを打っていて、睡眠中はかなりゴロゴロ動き回っていたようです。

自分では全く気付いていなかったので、これは少し驚きました。

もちろん、このデータも100%正確かどうかは分かりませんが、自分の睡眠中の様子を客観的に知ることができるのは、とても面白い機能だと思います。

こうした睡眠データを見返していると、「自分はこんな寝方をしていたのか」と新たな発見があり、毎朝レポートを確認するのがちょっとした楽しみになっています。

まとめ

今回は、睡眠用イヤホン**「Anker Soundcore Sleep A30」**を1か月以上使用してみて、「これは良い商品だな」と感じたのでレビューしてみました。

この記事を書きながら改めて専用アプリを触っていたのですが、「眠りにつく物語」をもう一度聴いてみると、落ち着いた声優さんの心地よい朗読がとても心地良く、自然と眠気を誘ってくれました。

今夜はこの物語を聴きながら眠ってみようかな、と新しい楽しみが増えたのも嬉しい発見です。

今のところ自宅での使用が中心ですが、今後は旅行先やホテル、新幹線や長距離バスなど、周囲の音が気になりやすい環境でも試してみたいと思っています。

実際に使用していて特に良かったと感じたのは、ノイズキャンセリング性能です。

最近は台風の影響で風や雨の音が激しい夜もありましたが、このイヤホンを装着して眠ると外の騒音がほとんど気にならず、快適に眠ることができました。

また、睡眠専用に設計されているだけあって、横向きで寝ても耳が痛くなりにくく、長時間装着していても違和感が少ない点も大きな魅力です。

価格は一般的なワイヤレスイヤホンと比べるとやや高めなので、購入する際は少し悩みました。

しかし、睡眠の質を少しでも改善したい方や、家族のいびきや周囲の生活音が気になって眠れない方には、その価格に見合う価値は十分あると感じています。

一点だけ気になった点を挙げるとすれば、イヤーチップやイヤーウイングはこまめに掃除したほうが良いということです。

私の場合、何日も掃除せずに使用すると少し耳がかゆくなることがあったため、現在は2日に1回程度、除菌シートで軽く拭いて清潔な状態を保つようにしています。

総合的には、「もっと早く買っておけば良かった」と思えるほど満足度の高い製品でした。

睡眠の質に悩んでいる方や、睡眠用イヤホンを探している方の参考になれば幸いです。


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