真冬は−15℃!?寒冷地移住で石油ストーブが命綱になった話

田舎暮らしのあれこれ
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今回は、移住して間もない頃に設置した「石油ストーブ」についてのお話です。

現在、私たちは標高約800mを超える場所に住んでいます。

以前住んでいた千葉県では、海抜0mに近い東京湾沿いの地域だったため、一気に800m近く標高が上がる環境へ移住してきたことになります。

一般的に、気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がると言われているので、単純計算でも約5℃ほど気温差があることになります。

移住前は、「千葉より5℃くらい寒いだけなら、そこまで心配しなくても大丈夫かな〜」なんて軽く考えていました。

しかし実際はそんなに甘くありませんでした……。

千葉で最低気温0℃の日でも、こちらでは−10℃以下。

寒い日には−15℃近くまで気温が下がることもあり、想像していた以上の寒さに驚かされました。

最近の高断熱・高気密住宅なら、ここまで恐れる必要はないのかもしれません。

ですが我が家は、もともと断熱材がほぼ入っていない“夏向け仕様”の築50年古民家。

それを、素人の私がYouTubeで見よう見まねに勉強しながら、半ば勢いで断熱施工した家です。

つまり――暖房器具が無いと、本気で命に関わるレベルで寒いのです……。

ということで、身を切る思いで購入したのが、こちらです↓↓↓

アグレシオ | FF式輻射 

コロナのFF式暖房機の中でも上位モデルになるストーブです。

暖房性能が高いだけでなく、見た目もスタイリッシュで「いかにも寒冷地仕様!」という頼もしさがあります。

こちらは家電量販店で店員さんに、

「寒冷地用ストーブの中でもかなり人気ですよ!」

と強くおすすめされた暖房器具でした。

暖房能力もかなりパワフルで、

  • 木造住宅なら約18畳
  • コンクリート住宅なら約28畳

まで対応しているとのこと。

築50年・断熱性能ほぼゼロの我が家には、まさに救世主のような存在です(笑)

さて、ここで気になったのが……

「FF式って何??」

ということ。

ストーブに詳しくない私は、最初まったく意味が分かりませんでした。

調べてみると、“FF式ストーブ”とは「強制給排気方式」のストーブのことらしいです。

簡単に言うと、燃焼に必要な空気を外から取り込み、排気も外へ出してくれる仕組みになっています。

つまり、部屋の中の空気を汚しにくく、安全性も高いストーブということですね。

寒冷地で人気がある理由が、少し分かった気がしました。

図も見つけたので貼っておきます↓↓↓

一般的な石油ストーブは、定期的に換気をしないと空気が悪くなり、一酸化炭素中毒や酸素不足になる危険があるようです。

そのため、1〜2時間に1回程度は換気が必要とのこと。

寒い日に暖房を付けながら窓を開けるのは、ちょっと切ないですよね…。

その点、FF式ストーブは壁に穴を開けて、外へ排気する仕組みになっています。

外から見ると、バイクのマフラーのような排気口が付いているアレです。

燃焼に必要な空気も外から取り込み、排気も外へ逃がしてくれるため、基本的には頻繁な換気をしなくても連続運転が可能になります。

しかも、室温を一定に保つよう自動で調整してくれるので、思っていた以上に快適でした。

ちなみに燃料の灯油は、家の外に設置した大きな灯油タンクから配管でストーブへ送られます。

田舎へ来てからよく見かけるようになった、「あの大きなタンクって何だろう?」と思っていたのですが、まさにこれだったんですね(笑)

↓↓↓

ちなみに、こちらの灯油タンク容量は200リットルです。

最初は「さすがに200Lは大きすぎるかな…」と思い、90リットルのタンクにする予定でした。

ですが、我が家は床の高さが高いため、灯油を電動ポンプで吸い上げる必要があるらしく、「200Lタンクじゃないと対応できません」とのことで、泣く泣く200Lタイプへ変更することになりました。

ただ、実際に冬を過ごしてみると、この選択は大正解でした。

真冬の1月〜2月頃になると、なんと1ヶ月で150リットル以上の灯油を消費します。

寒冷地の冬、恐るべしです…。

もし90Lタンクだったら、頻繁に給油しなければならず、かなり大変だったと思います。

また、FF式ストーブは据え置き型の暖房なので、一度設置すると簡単には場所を変更できません。

そのため、「どこに設置するか」はかなり重要だと感じました。

そして気になるお値段ですが……

  • ストーブ本体
  • 灯油タンク
  • 給油用モーター(必要な場合)
  • 設置工事費

これらを全部合わせると、総額30万円以上になりました。

なかなかの痛い出費です(笑)

とはいえ、このストーブが無かったら、本当に冬を越せなかったと思うレベルの寒さなので、今では「導入して本当に良かった」と心から思っています。

TOYOTOMIの対流形ストーブ: KS-67H(B)

FF式ストーブだけでは家全体を暖めきることができなかったため、もう一台ストーブを追加することにしました。

そこで導入したのが、トヨトミのオシャレな対流形ストーブ「KS-67H(B)」です↓↓↓

こちらもFF式ストーブと合わせて使用しています。

このストーブは電池式なのでコンセントが不要で、停電時や災害時でも使えるのが大きな魅力です。

「もしもの時の備え」としても、かなり安心感があります。

そして何より、このレトロなデザインが古民家の雰囲気にぴったりなんです!!

個人的には、かなりお気に入りの一台になっています。

ちなみに、下に敷いている車輪付きの台車は移動を楽にするために使用しています。

灯油ストーブって意外と重いので、これがあると掃除や移動がかなり快適になります。

こちらのストーブも暖房能力はかなり高く、

  • 木造住宅なら約17畳
  • コンクリート住宅なら約24畳

まで対応しています。

対流型ストーブなので、ファンヒーターのように一気に暖まる感じではありませんが、時間を掛けて部屋全体がじんわり暖かくなっていく感覚がとても心地良いです。

この“やわらかい暖かさ”が、個人的にはかなり気に入っています。

最近では、このトヨトミの灯油ストーブをキャンプで使う方も増えていて、とても人気があるようです。

特に「GEAR MISSION」シリーズは人気が高く、なかなか手に入らないモデルもあるとか…。

デザインを見ると、「これは欲しくなるなぁ…」と納得してしまいます(笑)

ただし、デメリットもあります。

FF式ストーブと違い、対流型ストーブは室内の空気を使って燃焼するため、定期的な換気が必要になります。

そのため我が家では、安全対策として、

  • コスモス電機の「煙式・一酸化炭素警報機能付き住宅用火災警報器」
  • パナソニックの煙感知器

をダブルで設置しています。

もし万が一、一酸化炭素濃度が高くなったり、火災が発生した場合には、すぐに知らせてくれる頼もしい存在です。

とはいえ我が家は、古民家ゆえに壁や窓の隙間が多いのか、気密性がかなり低めです(笑)

そのおかげなのか、このストーブを連続使用していても、今のところ警報機が作動したことは一度もありません。

ですが、「もしもの時」の備えとして、そして精神的な安心材料として設置しておいて良かったと思っています。

まとめ

以上が、我が家の石油ストーブ事情でした。

実際には石油ストーブだけでなく、

  • 机の下に小型電気ストーブ
  • トイレにも小型ヒーター

など、色々な寒さ対策を組み合わせながら冬を乗り越えています。

こうして暮らしてみると、以前住んでいた千葉県がどれだけ温暖な気候だったのかを改めて実感します…。

ちなみに冬になると、この地域では灯油を販売するタンク付きの巡回トラックが町を回っています。

声を掛ければその場で給油してくれますし、電話をすれば自宅まで来てもらうこともできます。

最初は驚きましたが、「これぞ寒冷地の暮らし!」という感じで、今ではちょっと面白く感じています(笑)

冬は寒くて大変なことも多いですが、灯油ストーブの暖かさや冬らしい空気感をしっかり味わえるので、これはこれで結構好きかもしれません。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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